トップページ>   介護編>   緊急時の介護(心肺蘇生のABC+D)>   意識障害時の対応

◆意識障害時の対応
 
倒れている人を発見したら、声をかける、肩をたたく、皮膚をつねるなどして、意識があるかないかを確認します。また、出血しているかいないか確認しましょう。

意識がない場合には、まず生命の徴候を判断します。従来行われてきた頚動脈の拍動を触知する方法は困難であることが多いため、呼吸をしている、体を動かす、咳をするかなどにより判断します。

人手を確保する必要があるため助けを呼びます。119番通報するとともに、AED(自動体外式電気除細動器)があれば手配します。

うつ伏せで倒れている人を発見した場合、仰向けにする方法は、頚部を損傷している可能性もあるため片方の手で首を支え、もう片方の手を脇の下に入れ両手で同時に回転させて向きを変えます。
十分呼吸しているようであれば、回復体位にし、そばに付き添います。意識がない状態で仰向けのままでは、もし嘔吐したら吐物を誤嚥し、場合によっては、窒息してしまいます。このため顔を横に向けた、回復体位にすることが大切です。