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◆A:Airway(気道の確保)
 
口や鼻から肺へ空気が出入りする経路を気道と呼びます。呼吸するためには気道の確保が必要です。
意識がない場合、舌根沈下と呼ばれる、舌が落ち込み気道が塞がってしまう状態になります。このため下顎を持ち上げることで、舌の落ち込みを防ぎ気道を確保します。頭部後屈あご先挙上法は、片方の手で頭部を後ろに少し曲げ、反対側の手の指で下顎を持ち上げます。頚椎の損傷がうたがわれる場合には、首を動かさないようにして両手で下顎を持ち上げる下顎挙上法を行います。