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◆調理の工夫
同じ食品でも調理法を工夫するだけで、身体にやさしく安全な食事になります。
   
1. 咀嚼力が低下している場合は、小さく切ったり柔らかく煮ます。
野菜は皮を取り除き、魚は小骨までていねいに除きます。
固めの肉はよくたたくか、少量の牛乳につけて柔らかくします。
2. 嚥下力が低下、食事量が少ない場合はミキサー食・流動食・市販の高カロリー食などで栄養を補います。
3. 植物油(ベニバナ油、コーン油)を使用します。肉は脂身を取り除くなど動物性脂肪を減らします。
4. カルシウムを取りやすい、牛乳・チーズ・ヨーグルトなど少量でも利用します。
5. 極端に熱いもの、冷たいものは刺激が強いので気をつけます。
料理の味をそこなわない程度に、食べやすい温度にします。
6. 家族と同じ材料で調理方を変えたり、同じ料理をつぶしたゼリー状にします。
7. 酢の物はむせやすいので、酢をだし汁で薄めてあえます。
8. 旬の材料を利用します。
  ・春… 菜の花、ふき、タケノコ、いちご
  ・夏… そうめんなどの麺類、食欲が落ちるので、水分・塩分・蛋白質の補給
  ・秋… サンマ、あじ、きのこ、栗、柿
  ・冬… 鍋物、シチュー、具だくさんの汁物で身体を温めます。
 
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